毎月12日を「育(いく=1)児(じ=2)の日」として広く提唱することで、社会全体で子育てを考える機会にします。地域が一体となってすべての子どもを健やかにはぐくむという意識を広げると同時に、子育て中の父母らの苦労にも思いを致し、子育てしやすい社会環境づくりに取り組むきっかけにします。
「育児の日」は、日本記念日協会にも登録済みで、同協会のホームページでも紹介されています。
神戸新聞では当該日(毎月12日)の朝刊1面の題字下欄に「毎月12日は『育児の日』 みんなで考え みんなが支える みんなの子育て」というキャッチフレーズを掲載しています。
また、姫路市在住の版画家・岩田健三郎さんの原画による啓発用ポスターを作成し、運動の浸透を目指しています。
本運動は単なる啓発にとどまらず、家庭や地域、職場などさまざまな場での具体的な取り組みを通して意識の広がりを意図したものです。個々の実践例としては、次のようなものが考えられます。
企業や自治体等の職場では、この日は、お父さん・お母さん社員は「ノー残業デー」。職場の仲間の理解と協力で、普段より少し早めに子どもたちの待つ家に帰って、ゆっくりと家族の団らんタイムを楽しんでください。
地域のおじさん、おばさんたちは、率先して近所の子どもたちに声をかけてあげてください。何かいいところを見つけて、ほめてあげてください。明るい笑顔が、きっとあなたを元気にしてくれるはずです。
家族連れの行楽は優待サービス。親子のふれあいと思い出づくりの機会が広がります。お店でも店員さんの優しい笑顔が出迎えてくれるはず。買い物も、いつもより少し安いかも?
電車で見かけた赤ちゃんを抱いたお母さんや大きなお腹の妊婦さん。はた目よりずっと重労働なんです。普段は知らん顔のあなた。この日だけでも勇気を出して、座席を譲ってあげてください。
以上はほんの一例です。あなたの周りのお父さん、お母さん、子どもたち。みんなで守ってあげてください。「きょう一日」から、明日も、あさっても。