おでかけ&イベント

妖怪と自然の博物展

2023年07月01日(土) ~ 2024年01月08日(月)

兵庫県立人と自然の博物館
(月曜休館。月曜が祝日の場合は火曜休館)

写真:イルカの一種スナメリの模型と海坊主を描いた浮世絵=三田市弥生が丘6

<妖怪のモデルとなった動植物や「怪音」コーナーも>
妖怪と自然の関わりを伝える企画展「妖怪と自然の博物展」が県立人と自然の博物館(三田市弥生が丘6)で開かれている。妖怪画や妖怪のモデルとなった動植物など約60点が並ぶほか、「小豆洗い」が小豆をとぐ音や鵺(ぬえ)の鳴き声のように聞こえる「怪音コーナー」もあり、目と耳で楽しめる。来年1月8日まで。

会場では、妖怪画とそのイメージに影響を与えた動植物などを紹介し、自然から妖怪を見いだした背景などを伝えている。
 例えば、海坊主。黒い姿で船を襲う様子を描いた浮世絵とともに、イルカの一種スナメリの模型を展示。解説パネルでは、水上に現れるスナメリが「坊主のような何か」に見えた可能性があると指摘している。
 他にも、人の顔に見える甲羅を持つため各地でさまざまな怨霊伝説を生み出したヘイケガニの標本や、長く特徴的な葉の形から美女に化けると語られてきたバショウなども並べている。
 人気なのは、展示スペースの一角を占める「怪音コーナー」。黒い幕で覆われた空間は薄暗く、スクリーンには妖怪画が映し出されている。その中に入ると、夜に鳴くため鵺の別名を持つ鳥のトラツグミの「ひぃー」という鳴き声、山中で木が切り倒される音が響く怪奇現象「天狗(てんぐ)倒し」を再現した音などが響く。
 自宅の裏山から「天狗倒し」のような音が聞こえ、確認するために再来館したという宝塚市立山手台小学校1年の女子児童(6)は「『カンカン』というあの音は、やっぱり妖怪だったのかもしれない」と真剣な表情で語った。
 展示の企画を担当した同館の高田知紀主任研究員(43)は「妖怪は身近な自然の中に潜んでいる。自然と向き合うきっかけになれば」と話した。
 27日には「ひとはくの妖怪さがし」のオープンセミナーがある。午後1~2時で、当日事前受付制。
 午前10時~午後5時(入館は午後4時半まで)。月曜休館(月曜が祝日の場合は火曜休館)。ひとはくTEL079・559・2001

情報提供:兵庫おでかけプラス
  • 三田市
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イベントデータ

開催日
2023年07月01日(土)~2024年01月08日(月)
時間
10:00 ~ 17:00
(入館は16:30分まで)  
開催場所
兵庫県立人と自然の博物館
(月曜休館。月曜が祝日の場合は火曜休館)
住所
〒669-1546
三田市弥生が丘6丁目(兵庫県立人と自然の博物館)
対象
どなたでも 
費用
大人200円、大学生150円、70歳以上100円、高校生以下無料。
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主催者情報

主催者名
兵庫県立人と自然の核物館
主催者サイト
https://www.hitohaku.jp/
イベントサイト
https://www.hitohaku.jp/exhibition/planning/yokai2023.html
問い合わせ
ひとはくTEL079・559・2001
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