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【降っても晴れても すきっぷびより】<129>行ってきました「就学時健診」
2024年10月29日
昨日生まれたような気しかしない末っ子次男(5歳)も、来年小学生。年長さんが、入学する小学校で受ける「就学時健診」に先週、行ってきました。
準備から当日まで、苦難と悲劇の連続だった伝説の(?)「3歳児健診」から、2年半。(本ブログ <98>行ってきました3歳児健診~準備編~ と、<99>行ってきました3歳児健診~当日編~ ご参照ください)
さぁ、わが家のリーサルウェポン、自由すぎる次男坊はすんなり健診を受けたのでしょうか…!?
第3子につき3回目、とは言え8年ぶり。前回は知的障害のある長男とだったため、終了後に校長先生との面談が決まっており、そのことで頭がいっぱいで健診自体で何をしたか、ほぼ記憶がない。上ふたりが通っていた小学校では現在も「学校運営協議会の推進員」や図書ボランティアとして活動し、とってもなじみがあるとは言え、「新入生の親」として行くとなると、こちらも若干の緊張感が漂います。
そもそも、就学時健診ってなんのためにあるのでしょうか。
思い返しても、短時間&流れ作業で、「あれで何が分かるのかな…?」という気も。ネットで調べると、「これまでかかった病気や予防接種の履歴、健康状態などを確認し、入学までに心身の調子を整えるため」だとか…。
元小学校教師の母によると、就学時健診は法で決まっていて、学校が計画するわけではなく、クラス編成の資料にしたりはしないそう。入学後にどんな支援が必要か、参考にすることはあったようですが、「大変だったなぁ」と母も振り返るように、現場の先生たちにとっても大仕事なのは想像に難くない。
次男には「〇日に小学校で、先生とお話しするよ」と伝え、“就学時健診ごっこ”をしてみました。
母(わたし)「小学校で楽しみなことはありますか」
次男「算数です」(え、給食か体育かと思ってた…!←偏見)
母「心配なことはありますか」
次男「保育所の友だちと離れることです」(そっか、そうだよねぇ…)
常に元気のかたまりのような次男も、同じ小学校に進む友人がいないのはやはり不安なよう。
そんなこんなで、当日。家から学校へ歩き始めて1分30秒。
「学校、とおっ!」「歩くのしんどい」。秒で疲れる5歳。
母「いやいや、小学生になったら毎日歩いていくんやで。荷物も全部、自分で持って」
次男「……」
一軒家のわが家、保育所には玄関を出てすぐ自転車か車に乗り込んで通ってきたため、「歩く」ことすらおっくうな5歳児に育ってしまったのか…!?早くも小学校生活に暗雲が立ち込めます。
受付で番号シールを胸に貼り、いよいよ健診スタート。
【1】まず3階の4年生の教室で、「健康診断票」と、「就学前の調査票」に、これまで受けた予防接種や既往歴などを記入。
なかなか骨の折れる作業で、母子手帳を忘れていたら完全にアウト。事前にWebで提出できたらいいのになぁ…と思いつつ、次へ。
【2】医学検診
上半身裸になり、小児科医と思われる人に胸の聴診、目と口の中も診られました。入学までに、おたふくかぜワクチンの2回目を受けるよう指導。
【3】面談
10分ほど待たされた後、最大の難関(?)の面談です。長男の学年を2年間受け持ってくれた、信頼する先生が担当でした。先に子どもだけ呼ばれたものの、明らかに緊張している次男。先生から「こんにちは!」「お話聞かせてな」と言われても、椅子に座ったまま石になるうちのリーサルウェポン…
カーテンが閉められ中の様子はうかがえなかったものの、「へぇ~!」「おぉ~そうかそうか」と、先生の上手な相づちで心がほぐれたようで、次男の弾むような声も聞こえてきました。
最後は親も教室に入り、先生に「何か心配なことはありますか?」などと聞かれ、しばし面談。「早く帰りたい~」と黒板に落書きを始め、いつもの傍若無人ぶりが顔を出したところで、「はい、帰ろう!」と切り上げました。「先生と何話したの?」と聞いてみると、「好きな食べもの。ゆで卵とチョコを一緒に食べたいって言った」。へ、へぇ…それは先生もびっくりして、大きな声が出るよねぇ…(汗)
好奇心と意思が強く、好きな遊びに没頭するタイプの次男。「時間割とチャイム」がある小学校で、果たしてどうなるか…というのは少し案じているものの、「子どもが学校に合わせる」のではなく、多様な子どもたちが多様なままでいられるよう、学校自体も変化していけばと、まわりのママたちと一緒に活動しているところです。
そして今回の就学時健診も、「親として参加する」のは最後。保育所に送り迎えをしながら「あーしんど」「だれか代わって…」などとぐったりしつつ、ふと、残された時間の短さに気づいて寂しくなります。
ドキドキの入学まであと5カ月。
二度と戻ってこない「保育園児のわが子」との日々、楽しみたいと思います。
※写真①は健診翌日、公園で草むらに隠れたと思ったら、大量の“ひっつき虫”とともに現れた次男…。写真②は今回の健康診断通知書です。
▽萩原 真(はぎわら まこと)
【降っても晴れても すきっぷびより】は、すきっぷスタッフで元記者の萩原が、3人育児のドタバタや障害のある息子との生活で感じたこと、うれしいことから尽きない悩みまで本音満載でお届けします。
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