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【降っても晴れても すきっぷびより】<127>あぁ悩ましき、「ランドセル問題」
2024年08月27日
末っ子次男(5歳)、気づけば来年は小学生です。小学生と言えば、そう…ランドセル!!
「ランドセルどうしよう問題」でこの半年ほど、めっちゃめちゃ悩んでいます。
正直、上ふたりの小学校生活を見て、親的には「普通のリュックでいいんじゃ…?」と、なっている。学校側に「ランドセルでなければ」という決まりはなく、昨今は入学案内などからも「ランドセル」という文字は消えているとか。
娘(高校3年):わたしがまだ神戸新聞社員だったため、「子女の入学時、ランドセルをプレゼント」という会社の福利厚生を利用。選択肢は少なかったけれど、茶色のランドセルを本人も気に入ってくれた。
長男(中学2年):手先の麻痺や知的障害があるため、「ふわりぃ」というメーカーの障害児用をオーダー。本体が軽く、開閉錠やファスナーなどが扱いやすい点はよかったが、やや薄型で、高学年になり資料集やタブレットなどが入りきらず、手に持つものが増えてしまった(8年前の話なので、今は容量も変わっているかもしれません)。
たつの市に本社のあるランドセルメーカー「セイバン」さんがHPに載せている情報によると、価格帯は5~7万円が主流。「失敗したと思うこと」の1位はダントツで、「カラー&デザイン」。年長さんの今はピンクのキラッキラが良かった子も、6年生まで好みが同じとは限らない。ちまたのランドセルは安くても2万円程度、高いものなら20万円(!)はするため、「色やデザインに飽きた」と、2、3年で替えるようなものではなく、非常――に悩ましいのです。
その点、リュックなら安価で、好みに合わせて買い替えも可能。遠足や休日のお出かけにも使えて、長期休みなど使わないときはぺちゃんこにして収納できる。
娘のランドセルは、玄関前にほって遊んでいたところ、車で帰宅した夫が気づかずにひいてしまいべっこり凹む…という惨事も。最近は6年間無料保証がついているランドセルが多いけれど、発送も手間なので、わたしのことだから少々の破損なら修理に出さない気もする…。
最近は「ラン活」という言葉まであるそうですが、子ども服屋さんや家具屋さん、アウトドアブランドなどでもランドセルを扱っており、選択肢は無限…。まずは数社、資料請求してみたものの、ひとつのメーカーでも軽く100種超あり、気が遠くなります。購入の最盛期は5~8月だそうで、ゴールデンウィークやお盆におじいちゃんおばあちゃんに買ってもらう子が多いとか。
先述のセイバンさんがつくったランドセル選びの動画、ご存知ですか?子育て支援の研修などで3回ほど見ましたが、毎度号泣。子どもたちってこんなに親思いなんだ、自分が本当に好きなものを選べたとき、こんなにいい顔をするんだ…。そう気づかせてくれる素敵な動画は、こちらから
というわけで、親がコントロールしてはならぬ、本人の意思に任せねば…と、本人に「リュックとランドセル、どっちがいーい?」と聞いてみると、「ランドセル!」と即答…
地元の小学校で「学校運営協議会」の委員を務めているため、今年の入学式にも来賓で呼ばれましたが、やはりほぼ全員がランドセル。子どもたち的に、四角くてピッカピカでいろんな機能がついたランドセルのほうが「ザ・小学生」でかっこよく見えるというのも、よく分かります。ここでだましだまし(?)リュックにしたところで、次男のことだから、入学式にみんながランドセルを背負っているのを見たら、「あっちがよかった!!」と、リュックを地面にたたきつけて帰ってしまうかもしれない…。
「何色がいいの?」「ゴールドと赤で、光るやつ!」
ゴールド……!!写真では自力で光っているように見えるけど、それ、反射板だからね…?
さらに、パンフレットを見て「これ、かっこいい!」と指さした先には、側面に大きく龍や剣の模様が入ったランドセルが。
龍……!!そうだね、登り龍…縁起がいいね…
こうして葛藤を抱えたまま、はや半年。同級生ママに会うたび「ランドセル、どうする?」と聞き、メーカーから連日届くメルマガには「早期割引終了」「残りわずか」の文字が躍り、焦りが募ります。
そんな8月23日。次男と再度、ランドセルのパンフレットを一緒に見つつ、「そういえば、Sちゃんはこんなのを使ってるらしいよ?」と、開いたページのランドセルを指さしてみました。Sちゃんとは東京に住む小学3年生のいとこ(甥っ子)で、くすみカラーのおしゃれなランドセルを使用中。
すると…
「これにする!」
と、言うではありませんか!!
お盆に仙台に帰省した際、Sちゃんにたくさん遊んでもらい、次男の頭の中はいま、彼への愛と憧れでいっぱい。
「え、ほんとにいいの??」
次の日もまた次の日も確認してみましたが、「うん、これがいい!」。
Sちゃんのと似てる、だけで選んだわけではなく、一番はそのメーカー史上最軽量という点。「かぶせ」が3分の2ほどで、フックがランドセル下部ではなく前面についており開け閉めしやすいのも決め手でした。
意を決して注文したランドセルは、年内には届く予定。実物を見て、「こんなんちがう!」と言われる可能性もだいぶ残っていますが、そのときはそのとき。また、リポートします~!
※写真は8月15日、Sちゃんと手をつないで歩く次男。
▽萩原 真(はぎわら まこと)
【降っても晴れても すきっぷびより】は、すきっぷスタッフで元記者の萩原が、3人育児のドタバタや障害のある息子との生活で感じたこと、うれしいことから尽きない悩みまで本音満載でお届けします。
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