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写真：昨年８月に開かれた「生きがい活動ステーション」のイベントで、こんにゃく作りに挑戦する参加者＝神戸市灘区深田町４、市立灘区文化センター

　地域とつながりたい、ボランティアをしたい―。ＪＲ六甲道駅直結、神戸市立灘区文化センターにある「生きがい活動ステーション」には、さまざまな思いや背景を持った人が次々に訪れます。人と地域を結び、活動を後押ししようとオープンして８年。その輪をさらに広げるべく、子育て世代も参加しやすいイベントや講座にも力を入れています。
　公益財団法人神戸市民文化振興財団の委託を受け、認定ＮＰＯ法人コミュニティ・サポートセンター神戸が運営。活動者を紹介する「地域活動クラブ」や交流会など、利用者の声や主体性を大切に多彩な取り組みを続けています。
　読み聞かせやお薦め絵本の紹介をする「絵本クラブ」、夏休みの自由研究にもぴったりな「しゅわしゅわバスボムをつくろう」…。特徴は、赤ちゃんからお年寄りまで参加できること。サブマネジャーの新藤里恵さん（４４）は「世代を超えて関わる機会が少なくなっている。『親子向け』と分けるのではなく、みんなが集える場にしたい」と話します。長年の利用者からも「若い人と触れ合えてうれしい」と好評だそう。
　今後は同財団と協働する強みを生かし、文化や芸術にも注力。８月１９日に開催予定の「こどももおとなもアートな夏まつり」は、１枚の大きな布に思い思いに絵を描く大型アートの制作や、地域の団体が出展する工作などを体験できます。多世代をゆるくつなぐ場を、親子で楽しんでみませんか。（すきっぷスタッフ　萩原　真）

2023/07/09　神戸新聞