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(115)子育てアドバイザー 楠本洋子 別れと出会いの季節 「親育ちの萌芽」に寄り添う

2023年04月04日

  • 繝輔ぉ繧、繧ケ繝悶ャ繧ッ

 子育て支援ルーム「かとうGENKi」(以下、ルーム)に勤務して丸4年になります。
 名須川知子施設長(当時)とともに充実した日々を経験し、1年が過ぎようとした頃、新型コロナウイルス感染症が「エピデミック」(局所的流行)から「パンデミック」(世界的流行)になりました。これは人類がこれまでの日常生活の常識を覆された瞬間であり、ルームも感染予防対策最優先で利用者の制限を設けました。
 そんな状況の中、「地域子育て支援拠点事業」の基本事業の一つである「子育て親子の交流の場の提供と交流の促進」の成果として、利用者から自主的な交流活動が萌芽(ほうが)しました。「にこにこ 子育て」と命名した活動で、その事例(親育ち)を紹介させていただきます。
 この活動の趣旨は「利用者が自身の感じていることや考えていること、趣味や特技などを、子育て中の仲間に紹介し、一緒に考えたり、楽しんだりする時間を過ごすワークショップ」としています。
 契機はルームからの図書貸し出しでした。図書の内容に賛同された利用者の「仲間に伝えたい」という思いをスタッフが受け止め、「『いじめっ子・いじめられっ子にならないために』(宮原修さん著)を読んで」の紹介発表の場として実現しました。それに応える形で「次は私が紹介者になります」との申し出があり、趣味を生かした2回目の「『パステルアート』を楽しもう!」が実現し、さらに3回目の「『この子はこの子のままでいいと思える本』(佐々木正美さん著)を読んで」の発表へと続きました。紹介者のお子さんの表情から「お母さんが先生をしている。カッコイイ!」と言っているように感じられました。
 3月と4月は「別れと出会いの季節」のため、利用者はメンバーチェンジとなりますが、スタッフは新メンバーの「親育ちの萌芽」に寄り添い続けたいと思っています。
 子育て中の保護者のみなさんは、利用される地域子育て支援拠点事業で、「子育て仲間」をぜひ見つけてください。利用者、子育て仲間、スタッフが相互に活動することで、仲間の大切さを実感し、信頼関係が生まれる。親と子が一緒に成長できる「子育て期」が、明るい未来につながる有意義な日々であることを願っています。
 ◇「まぁるく子育て」は今回で終了します。

▽くすもと・ようこ 兵庫県生まれ。神戸市西区在住。兵庫教育大大学院修了。子育て支援ルーム「かとうGENKi」子育てアドバイザー。専門は教育学(博士)。子育て支援・親育ち支援を研究中。

2023/03/26 神戸新聞

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