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(112)水落洋志講師 無限の可能性 時にはじっと挑戦を見守ろう

2023年01月11日

  • 繝輔ぉ繧、繧ケ繝悶ャ繧ッ

 先月、小野市にある紅山(べにやま)へ家族で登山に行ってきた時の話です。
 紅山は、一般的な登山道とは異なり、登山口から少し進むと、突然目の前の視界が開け、大きな岩盤が登山道となっています。事前にネットなどで情報を得ていたものの、大きな岩盤を目の前にした時、一瞬、登るのをためらうぐらい迫力ある登山道です。
 しばらくして、私、娘、妻の順に山を登り始め、私は娘が登りやすそうなルートを選択しながら登っていました。登頂のちょうど中間地点ぐらいに差しかかり、小休憩をとっていると、1人の男性がより傾斜のきつい岩盤を楽々と登っている姿を目にしました。私たちはその男性を見て、「すごいね」と一言。娘は水分補給をしながらじっとその男性を見ていました。
 休憩も終わり、登山を再開しようとした時、娘は「あっちから登るね」と先ほどの男性が登っていたルートを指さし、登り始めたのです。
 私は「あっちは…」と言いかけましたが、娘の挑戦を見守ることにしました。すると、娘は急な傾斜をものともせず、登頂してしまったのです。そんな娘の背中を見ながら、子どもの可能性は無限大だということを改めて感じました。
 子育てをしていて、親が子どものことを考え伝えていることが、その子どもの可能性を狭めてしまっている場合があるのではないでしょうか。人は、過去から現在、未来への意識の伝搬を行う生き物であり、成長とともに精緻化していきます。
 従って、大人になるにつれ、過去の経験から将来起こりうる事象を予測し、行動することができるようになるため、子どもの未来を親のこれまでの経験から予測し、先回りした声かけなどをしてしまうことになります。
 しかし、そのことによって、私たちの想像をはるかに超えたことができたかもしれない子どもの可能性の芽を摘んでしまう場合もあるということになります。
 子育てをする中で、子どもの将来を見越したかかわりも大切だと思いますが、子ども自らが経験をする中で、私たちでは予測できない新たな未来を切り開く可能性があるため、時にはじっと見守ることも大切なのではないでしょうか。
    ×   ×
 子育てをテーマに、兵庫教育大大学院学校教育研究科の教授らがつづります。
 ◇原則、第4日曜に掲載します。

▽みずおち・ひろし 兵庫教育大大学院講師。主な担当科目は「幼児の生活と健康(大学院)」、「幼児と健康(学部)」。研究テーマは「保育者の熟達化」、「乳幼児の運動発達」。

2022/12/25 神戸新聞

  • 繝輔ぉ繧、繧ケ繝悶ャ繧ッ

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