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<神戸新聞子育てクラブ すきっぷナビ>(10)「極端に不器用」な子支援
2023年01月10日
写真:昨年11月に開かれた「ハロハロ」で、保育士や学生ボランティアと遊ぶ子どもたち=西宮市岡田山、関西学院大西宮聖和キャンパス子どもセンター
ボタンが留められない、縄跳びができないなど、不器用さがある子と家族のための発達支援教室「ハロハロ」と、「HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)」と呼ばれる敏感な子どもたちについての勉強会を、関西学院大教育学部准教授の松井学洋さん(43)が昨年から、ボランティアで開いています。
病気や障害のある子と家族の支援をテーマに研究や教育を続ける松井さん。大学院生時代、運営に携わっていた発達支援教室をいつか自身も開きたいと思っていたところ、極端な不器用さが特徴の「発達性協調運動障害」が家族にあることが分かりました。音や人の気持ちなどに敏感な「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」に自身や家族が当てはまることにも気づき、悩みを分かち合える家族会を探したものの近隣には見当たらず、「ならば自分で」と一念発起したのです。
HSC勉強会はオンラインで開催。当事者である学生らのリアルな声が聞けるとあって、毎回保護者や教員ら約40人が参加。ハロハロでは保護者が講師から関わり方などを学んでいる間、子どもたちは保育士や学生らと工作や運動などをして遊びます。
いずれも大切なのは、本人や周囲が特性を理解し、環境を調整すること。松井さんは「子ども支援、保護者の支援、学生ら支援者の養成という3本柱の取り組み。みんなが参加してよかったと思える場にしたい」と、家族ぐるみで準備や運営に励んでいます。(すきっぷスタッフ 萩原 真)
2023/01/08 神戸新聞
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