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子育てブログ
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<はぐくみステーション>(58)カラフルチャイルド 性別に違和感 幼い子支援
2022年03月31日
写真:性の多様性に関する講演会の一場面=和歌山県橋本市
「女の子はおとなしく」「男は泣かない」―。大人の何げない言葉が、実は子どもたちに大きな影響を与えているかもしれない。性別違和を持つ子とその親を支援する「カラフルチャイルド」は、性の多様性を踏まえて関わる大切さを訴え続ける。
神戸市西区のいわたにさん(66)が、2018年4月に設立。現在30代の自身の子どもが2歳のころから周囲との違いを感じ、思春期には本人も悩んだのか、親子関係がぎくしゃくした。20歳のとき、心と体の性別が一致しない「トランスジェンダー」と打ち明けられた。
LGBT(性的少数者)の家族と友人を支援する会で十数年活動。当事者たちが実は幼児期から性に違和感を覚え、戸惑っていることを知り、低年齢の子やそばにいる大人へのアプローチが必要と実感した。
LGBTを取り上げた映画の上映会や学校などでの講演、行政への提言など、さまざまな角度から「人は違って当たり前」というメッセージを送るいわたにさん。「セクシュアリティの問題は家族も共有しづらいもの。発信を続けることで少しずつでも世の中が変わり、家族も変わっていけば」と話している。
(すきっぷスタッフ 萩原 真) =この連載は今回で終わります=
〈メモ〉 コロナ禍で上映会や一部の研修はオンラインで実施。保育関係者なども多く参加している。ともに活動を進めてくれる子育て真っ最中の仲間も募集中。メールcolorfulchild@icloud.com
2022/03/13 神戸新聞
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