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写真：のびのび運動広場でしっぽ取りを楽しむ参加者ら＝６日、しあわせの村

　甲子園球場５０個分の敷地にキャンプ場やプール、福祉施設などを備える、神戸市北区の「しあわせの村」。そこを拠点にして啓発や子育て支援などを担う「こうべ市民福祉振興協会」は、親子向けイベントを通じ、障害の有無にかかわらずどんな子も地域で自分らしく生活できるよう後押ししている。
　「のびのび運動広場ｉｎしあわせの村」は、発達の気になる子と保護者が対象。体を動かす楽しさを経験し、達成感を得る機会にと、約１０年前から開く。コロナ禍での休止を機に事業を一新し、本年度より神戸市総合療育センター診療所長ですきっぷ運営委員長の高田哲さんら専門家が企画段階から関わる。
　全３回で、親子別プログラムでは、理学療法士や学生ボランティアらのサポートのもと体操やマット運動などにそれぞれのペースで取り組む。保護者はともに講演を聞き、グループワークで交流。２回目は親子一緒に屋外で運動を楽しむ。
　ボランティアが手助けするキャンプ体験などもあり、１８歳未満の子連れは駐車料金が無料。担当者は「障害のある子も家族も、誰もが楽しめる村。さまざまな経験をしながら大人になってほしい」と話している。
（すきっぷスタッフ　萩原　真）

　◇第２日曜に掲載します。

　〈メモ〉　運動広場の対象は神戸市内在住の小学１、２年生と保護者。定員３６人。参加費１５００円。２期（１～３月）は１１月２２日募集開始。問い合わせは同協会福祉推進課ＴＥＬ０７８・７４３・８０９２

2021/11/14　神戸新聞