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【はぐくみ　ステーション】（１８）明石おやこ劇場　芝居や人形劇を楽しもう

2018年11月12日

写真：「はじめてのおしばい　ぐるぐる」。０～３歳児向けのせりふのないお芝居を見る親子＝明石市内

　プロの芝居を子どもに見てもらうことで、心豊かに育ってほしい―。そんな願いを込めて、全国各地に設立された「おやこ劇場」。明石おやこ劇場は、県内のおやこ劇場の中でも長い歴史を誇る。１９７７年に設立され、毎年数回～十数回、演劇や人形劇の鑑賞会を開いてきた。
　２０１３年からは毎年、明石市民会館とともに「えんげき祭」を開き、会員以外にも鑑賞する機会を提供。力を入れているのが大型人形劇や、０～３歳向けの「ファースト人形劇」だ。
　演劇や人形劇の鑑賞と並ぶもう一つの柱が体験活動。子どもらが自ら企画して出店する「ピカピカ夏まつり」は発足当初からの恒例イベントだ。小４になったら高校生のリーダーの下、高学年キャンプにも参加する。
　０６年にはＮＰＯ法人に認証された。理事長の宮崎俊子さんは「おやこ劇場は子どもについて情報交換できる場所でもある。子育ての環境をよくする活動も続けていきたい」と話す。現在の会員数は約１５０人で、入会は親子一緒が条件。「親子で同じ時間を共有するのが大切」と宮崎さんは考える。
　最近、親子で共通の話題を持っていますか。わが家はなかなかできていないけれど…。
（地域総研所長　三好正文）
　＝第２日曜に掲載します＝

〈メモ〉　今年の「えんげき祭」は２５日、明石市民会館と中崎公会堂で。おやこ劇場の入会金は３００円、月会費９００円（３歳以下は無料）。詳しくは同劇場ＴＥＬ０７０・５０４５・８７５９（火～金曜の午前１０時～午後２時）

2018/11/11　神戸新聞