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【パルモア病院 志水先生】 プレママさんのためのQ&A(5)

初めての妊娠は、わからないことが多く、不安になることもあります。 パルモア病院の産婦人科医師、志水香保里先生に、これまで多くのプレママさんから寄せられた質問についてアドバイスをいただきました。今後も、随時Q&Aを掲載していきます。

2022年05月17日

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Q.新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチンは妊娠中に接種してもいいの?

A.結論から言うと、新型コロナウイルスのワクチン(mRNAワクチン)は、妊娠中どの時期でも接種可能です。日本より先にワクチン接種を開始していた諸外国でのデータがたくさん集まり、妊婦さんを対象にした論文も増えてきました。

新型コロナワクチンの接種を行うことにより、生殖能力、赤ちゃん(胎児)の発育、分娩方法や妊娠経過(例えば流産や早産など)に対して悪影響は与えないと言われています。

また、妊娠していない方と同様に、ワクチン接種によって感染しにくくなり、感染したとしても重症になりにくくなります。妊娠中に感染し、流早産や死産などの転帰となった方はいずれもワクチン未接種の方であった、というスコットランドの報告もあります。妊娠中の新型コロナウイルス対策の一つとして、ワクチン接種は重要と考えられています。

また、厚生労働省や日本産科婦人科学会のホームページにも妊娠中の新型コロナウイルスのワクチン接種についてわかりやすく記載されているため、ぜひ読んでいただければと思います。

参考:厚生労働省ホームページ

新型コロナワクチンQ&A

参考:日本産科婦人科学会ホームページ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報

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Q.足がつりやすいのですが、産むまでどうしようもないでしょうか?

A.足をつる経験は、妊娠中の約4~6割の方でみられると言われています。ふくらはぎがつることを「こむら返り」といいますが、特に後期になると足はつりやすくなり、こむら返りも増えてきます。

ミネラル(マグネシウム、カルシウム)やビタミンの摂取なども対策の一つですが、対策としては足を温めること、ストレッチが最も効果的と言われています。こむら返りがよく生じてしまう場合には、ふくらはぎを伸ばすようなストレッチを行いましょう。普段から足の筋肉をほぐすような意識をもつことも必要かと思います。

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【アドバイスをいただいた専門家】

医療法人社団純心会パルモア病院 医員/日本産科婦人科学会専門医

専門分野:産科学・婦人科学

志水香保里先生

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