【パルモア病院 志水先生】 プレママさんのためのQ&A(3)

初めての妊娠は、わからないことが多く、不安になることもあります。 パルモア病院の産婦人科医師、志水香保里先生に、これまで多くのプレママさんから寄せられた質問についてアドバイスをいただきました。今後も、随時Q&Aを掲載していきます。

2018年07月04日

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Q:吐きづわりはどうしたら少しでも楽にすごせますか?

A:つわりがなぜ生じるのか、諸説ありますが現時点では明らかになっておりません。そのため、つわりの対応の仕方も個人差が強く様々です。

妊娠初期だと、薬、つまり吐き気どめを飲むことができないと思っている方も多いですが、使用することによって水分や食べ物がとれるのであれば選択肢の一つになると思います。ですが、自己判断で購入した市販薬を飲むのではなく、主治医にご相談ください。

また、少量の生姜やミントは食後の吐き気を抑えてくれるという報告もあるため、生姜やミントの飴やお茶などを試してみるのもいいかもしれません。また栄養素としてはビタミンB6が吐き気を抑える効果があり、摂り過ぎに注意しつつ食事やサプリメントで補充するといいでしょう。

一方で、避けた方がいい食べ物は、刺激物(唐辛子など)、脂肪分の多いもの(チョコレートなど)、香りの強いものです。また食後すぐに横になるのは避けましょう。

水分は少量一口ずつで構わないので、食べられなくても必ず摂るように心がけましょう。

症状の有無に一喜一憂しがちですが、つわりはいつか終わりがくるものです。ただし根性や気合いで落ち着くものではなく、自分のせいではありません!もし、おしっこの量や回数が減り、少量の水分も口にすることが難しくなってきた場合や、体重が減り続ける場合には入院が必要なこともあるため、主治医に相談するようにしましょう。

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Q.食べづわりはどんな対応がいいですか?

A:空腹で吐き気がでるのが食べづわりです。ですが満腹も嘔気・嘔吐につながります。妊娠前と同様に三食しっかり食べるのではなく、胃を空にしない程度にとどめ、こまめに食べるようにすると食後の吐き気も強くなりにくく、体重増加も防ぐことができます。ベッドサイドに少量の食べ物を準備して朝一や夜間にも少しだけゆっくりと食事できるようにしておくこともいいかもしれません。別項の「吐きづわり」と同様に、少量の生姜やミントは食後の吐き気を抑えてくれるという報告もあるため、生姜やミントの飴やお茶などを試してみるのもいいかもしれません。また、刺激物(唐辛子など)、脂肪分の多いもの(チョコレートなど)、香りの強いものは避けた方が避けた方がいいでしょう。

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Q:妊娠中によく食べたものを赤ちゃんも好きになるって本当ですか?

A:人参をよく食べた妊婦の赤ちゃんが人参を好む傾向にあったという報告や、妊娠中の食事内容で羊水の風味が変化するという報告があります。ですが現時点では、妊娠中によく食べたものを子供が好きになるということは、一般的にいえるわけではありません。

食事の好みは環境の影響も大きいです。親の好きな味付けや食材は食卓に出ることが多いため、子供も自然と好きになる可能性はあります。また、妊娠中は偏った食事内容ではなく、バランスの良い食事をとることが大切であることはいうまでもありません。

【アドバイスをいただいた専門家】

医療法人社団純心会パルモア病院 医員/日本産科婦人科学会専門医

専門分野:産科学・婦人科学

志水香保里先生

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