発生からまもなく丸2年を迎える東日本大震災と、19年前の阪神・淡路大震災の体験を報道写真や映像でたどる震災関連イベントが、3月9日(土)~11日(月)、神戸・ハーバーランドの神戸新聞本社の商業施設カルメニ2階の神戸新聞ギャラリーで行われます。
報道写真展は、神戸新聞ミントクラブ主催。ヘアケア製品の地元メーカー、Re & Do(リアンドゥ)株式会社提供の協賛金により、実施されます。
3月11日を迎えるに当たり、ふたつの震災の記憶を忘れずに、これからにつなげる意味を込め、会場となる神戸新聞ギャラリーの一角に、ピースキルト・プロジェクトのボランティアさんたちが心をこめて仕上げたベビー・キルトを展示します。
米国オハイオ州から届いた手作りのキルトを、河北新報社の読者クラブ「かほピョンくらぶ」の事務局を介して、宮城県内の2保育所に届ける―という記事が昨年9月、河北新報の紙面に掲載されたところ、記事を読んだ被災地の2家庭から、「うちにもキルトを届けてほしい」というお便りが、ミントクラブに届きました(オハイオのキルトの詳細は、こちらを参照してください)。
ご要望に応じて、昨年のクリスマスに希望の色・枚数のキルトを贈りました。
そして、届けられたキルトを見た、ほかの被災家庭の方からも先日、お便りが届きました。「孫に贈りたい」とのリクエストをいただいています。
写真展終了後、展示が終わった作品の中から、3月20日(水)に誕生予定の男の赤ちゃんに1枚。神戸市内などで避難生活を送る福島出身の母親のグループ「べこっこMaMa」のメンバーの紹介で、福島県内の被災家庭にも1枚、それぞれご希望の色のキルトを贈ります。
東日本大震災発生直後に立ち上げた「ピースキルト・プロジェクト」もまもなく設立3年目。地味ながらも着実に、こつこつと続けていきます。
【キルトと一緒にメッセージを届けよう】
被災地で子育てを頑張るお母さんたちや、生まれてきた赤ちゃんたちに向けて、「応援メッセージ」を送りませんか?
ピースキルト・プロジェクトのベビーキルトと一緒に、被災地に届けます。ご希望の方は、会場に足を運び、仕上がった作品を見ながら、備え付けの絵葉書にメッセージを書いてくださいね。
【ピアノとフルートの音色で癒しのひとときを】
3月10日(日)14時から、神戸新聞ギャラリーで、女性デュオ「Leaf(リーフ)」によるミニコンサートを開きます。ポップスやアニメ、ディズニー映画のテーマ音楽など10数曲をお楽しみください。
フルート担当は酒井麻生代さん。ピアノ担当は浦辺昌美さん。ベビーキルトを背景に、震災の復興、祈りを込めて、優しい音色でお届けします。
定員20人。お茶とお菓子付きで、小学生以上500円。座席は予約の方優先です。