東日本大震災の発生から、間もなく1年半を迎えようとしています。
神戸新聞ミントクラブが、震災直後から、読者・ミントクラブ会員・地域のみなさまと一緒に行っている震災復興支援活動「ピースキルト・プロジェクト」では、これからますます必要となる被災家庭の心のケアのために、手作りのキルトを贈る運動に、引き続き力を注いでいきます。
そこで、さらなる活動の充実を目指し、9月21日(金)から「震災ボランティア養成講座」を始めます。
これまで定期的に開いていた「パッチワーク体験教室」の内容を充実させた、短期集中講座です。針の持ち方からキルティング仕上げまでの一連の作業を、3回に分けて基礎から学べる初級コースを新設します。
会場は、神戸・ポートアイランドのアメリカンパッチワーク&キルト教室「ピーターラビットのお母さんと仲間達」。講師は、同教室主宰の岡田紘子さん。
丁寧で分かりやすい説明と、的確な個別指導が好評で、アメリカンパッチワークの正しい縫い方が身につきます。1回2時間のポイントレッスンで、3回で修了。
【震災ボランティア養成講座「パッチワーク初級コース ~基礎から学ぶクッションカバー~」】
とき:9月21日(金)14時~16時
ところ:パッチワーク&キルト教室「ピーターラビットのお母さんと仲間達」(神戸市中央区港島中町3-1ー2、東急アベニュー内、TEL兼FAX078・303・0659)
アクセス:神戸・ポートアイランド、ポートライナー「中公園駅」または、「みなとじま駅(旧市民病院前駅)」下車、徒歩約5分
内容:「宵の明星」のパターンを使った35㌢角のクッションカバーを作成。アメリカン・パッチワークの縫い方の基礎が身につく集中講座です。2回目以降は予約制で、3回で修了。
参加費:1回1000円(講師料、消費税など込み)、材料費別。
※パッチワーク用の針、糸、布などの必要な材料が全部そろったクションカバーのキットを用意します。材料費は布の種類によって1000円~1500円です。教室でお買い求めください。
定員:先着5人
※定員になり次第、締め切ります。
【申し込み】
・電話=神戸新聞ミントクラブ(078・362・7448)へ。平日の10時~17時受付。
・ファックスとメール=①お名前②住所③電話番号④パッチワークの経験の有無―を明記して、ファクス(078・362・7438)または、メールで、24時間受付。
タイトルに「パッチワーク初級コース参加」と明記して、こちらからお申し込みください。
【今からでもできるボランティア】
「ピースキルト・プロジェクト」は、好きな手仕事をしながら参加できる在宅ボランティアです。正式なアメリカン・パッチワークの縫い方を学びながら、日々の暮らしの中で空いた時間を有効に使ってできます。経験のない人でも、基本さえ覚えれば、だれにでもできます。年に数回開くミーティングでは、他のボランティアさんたちと知り合い、楽しく作業ができます。
出来上がったキルトは、作品展を開いて地域の人たちにお披露目。その後、東北の被災地や、神戸市内など県内で避難生活を送る人たちにも贈られます。
9月からの初級コースを受講すると、短期間でキルティングまで一通り経験でき、初心者の方でも、確実にひとつの作品が仕上がります。
各家庭に眠っていた端布が、みなさんの手により、美しいキルトに生まれ変わります。手作りのキルトのぬくもりは、被災地で子育てを頑張っているお母さんたちの癒しとなります。キルトを通じて分かち合いの心・支え合いの心が生まれ、私たちが贈るキルトの存在が、ときに大きな励ましとなっています。
小さな布の寄せ集めが、人々の心をつなぐ、すてきなキルトに仕上がっていく過程を一緒に見届けてください。わずかな力もたくさん集まれば、何かひとつの大きなことを成し遂げることができるのです。そのことを身をもって体験し、実感することができると思います。
パッチワーク教室に参加して身につけた腕を、ぜひ今後も生かしてください。東北に贈るキルトを作りながら、さらに技術を高めていけます。「ピースキルト・プロジェクト」は、今からでもできる震災ボランティア活動です。興味と関心のある方は、ぜひご一緒に!