ピースキルト・プロジェクト

ミントクラブが主催する、心のケアを目的とした東日本大震災被災地復興のための支援活動。被災地に生まれた赤ちゃんへ手作りのおくるみを贈ります。
<活動報告>米国のボランティアさんたちと連携! オハイオ州から神戸→東北へ 想いのこもったキルトを届けます
神戸新聞ミントクラブ 2012.08.13

ボランティアさんが縫ったピースワーク

東北の被災地の復興を願い、米国オハイオ州で作られたキルト

キルトに添えられたカードと写真

キルトの裏には縫い取りがあります

星に願いを込めて…

東日本大震災の被災地に生まれた赤ちゃんに、手作りのおくるみを贈ろう!―と呼びかけて始めたミントクラブの復興支援活動「ピースキルト・プロジェクト」は、発足して間もなく1年と4カ月を迎えます。

この活動に賛同してくれた女性たちが、それぞれのできることから始め、コツコツ続けている様子を新聞紙面やホームページで随時、紹介していますが、このほど、米国オハイオ州のボランティアの皆さんとも連携するご縁に恵まれました!

それは、栃木県宇都宮市の女性からいただいた1本の電話が始まりでした。

彼女が昨年まで住んでいた、米国オハイオ州の知り合いの方たちが縫ったキルトを、東北の被災地に届けたい。ミントクラブにお願いできるでしょうか―という問い合わせでした。

私たちの「ピースキルト・プロジェクト」では、手作りにこだわったベビーキルトを東北の被災地や、日本各地で避難生活を送る方々にお届けしています。

息の長い心の支援を目指し、無理のないペースで地道に続けていますが、同様の活動(被災地にキルトを贈る)を行っていた他の団体は、今ではもう活動を終えている(又は、中断している)ところが多いらしいです。

「いろいろ調べて問い合わせたけれども、もうやっていませんと断られ続け、託すところが見つからないで困っていました」というお話を受け、私たちがお手伝いできるのならば…と、このたびオハイオで作られたキルト2枚を受け取りました。

アメリカのキルトはミシン仕上げで、「ピースキルト」のベビーキルトより少し大きめ。偶然にも同じく星型のパターンを使っていることに驚き、深いご縁を感じました。

大小の星が色鮮やかで、見ている人が元気になるような温かいキルトです。読者・ミント会員さんらが手縫いしたキルトと同様、大切にしてくれるところを探して託します。

被災地に届けられる前に、できるだけ多くの人たちに、オハイオのキルトと作った皆さんのことを知ってもらいたいと考え、「第8回ハーバーナイスDAY」の開催中の8月2日~7日、神戸新聞ギャラリーの壁面に展示。来場者に見ていただきました。

また、神戸新聞の「おでかけブログ」でも取り上げてもらいました。

【オハイオから東北へ!―想い、つながる】
キルトには、手書きのカードと写真が添えられています。

"Those who sleep under a quilt,sleep under a blancket of love."
 
We hope these quilt bring some comfort to a few children
as their homes and lives are rebuilt.
 
The Columbus(Ohio,US)
Modern Quilt Guild
 
<以上、原文掲載>
 
愛のキルト・ブランケットを受け取られる方へ
 
これらのキルトが家も人生も再建せねばならない子どもたちに
いくばくかの快適さを与えられることを願って。
 
コロンバス(アメリカオハイオ州)
モダン キルト ギルド

キルトの裏には、どこの誰の手によって作られたものかが分かるように、縫い取りがあります。

オハイオからのメッセージを東北へ―。しっかりとバトンタッチし、キルトに込められた想いをつなげていきたいです。

★ピースキルト・プロジェクトへのお問い合わせ★
神戸新聞ミントクラブ(078・362・7448、平日の10時~17時受付)
(C)神戸新聞社