東日本大震災の被災地に生まれた赤ちゃんに、手作りのおくるみを贈ろう!―と呼びかけて始めたミントクラブの復興支援活動「ピースキルト・プロジェクト」では、写真家の大杉隼平さんらが活動する「Leaves Work」の皆さんの橋渡しで、このほどベビーキルト2枚を福島県南相馬市に届けました。
先日、キルトを受け取った方(Y.Mさん)からお礼のメールをいただき、スタッフ一同、喜んでおりましたところ、さらにうれしいニュースが届きました!
Y.Mさんから「キルトを贈ってもらいたい病院がある」との依頼があり、6月15日に病院にお手紙を送ったところ、週明け早々、「喜んでお受けします」とのお電話をちょうだいしました。
写真展開催でお忙しいところ、「ピースキルト・プロジェクト」のお手伝いをしてくれた、大杉隼平さん、「Leaves Work」の皆さん、病院のことを教えてくれたY.Mさん、本当にありがとうございます。
東日本大震災の被災地に生まれた赤ちゃんに手作りのおくるみを贈り、遠くから見守っていることを伝えたい―という、私たちボランティアの思いを受け止めてくださった福島県南相馬市の皆さん、本当にありがとうございます。
もうひとつの被災地・神戸から福島へ。ささやかな贈り物を届けます。ただいま、贈る準備を進めているところです。
【キルトの送り先】
送り先の原町中央産婦人科医院(南相馬市原町区橋本町1-3-2)は、地震後、一時閉鎖状態だった病院をいち早く再開させ、地域住民のために医療サービスを行っています。
原発事故による放射能の影響を懸念しながらも、南相馬に残って出産を迎える妊婦さんとその家族を支える高橋亨平院長ら医療スタッフは、放射能に関するさまざまな調査を実施。データに基づいた生活指導を行っています。
そんな中、高橋院長にガンがみつかりました。
抗ガン剤治療中や手術後も、安全・安心な出産ができ、新しい命を無事に迎えられるよう、懸命な努力を続ける高橋院長ら。その活動の記録は、原町中央産婦人科医院のホームページに記されていますので、ぜひご覧いただき、福島の現実に目を向け、心を寄せていただきたいと思います。
【心を込めて贈りたい】
Y.Mさんは、そんな高橋院長が「子供が産まれない街には復興はない」と語っていたのをテレビ放送で見たこともあり、「こんな中で産まれて来てくれた新しい命に、こんなすてきなおくるみを送っていただけたら」と、キルトを手にした時に感じ、「大切な宝を、あのすてきなおくるみでくるんであげたい」と、ミントクラブにお便りを送ってくれたのでした。
たくさんの人々の支援を受けながら、一針ごとに復興への願いを込め、1枚でも多くのキルトを縫い上げて贈りたいと思います。
「ピースキルト・プロジェクト」の活動の様子は、「神戸新聞おでかけブログ」で紹介されました。こちらをぜひご覧ください。