和やかなムードで始まったミーティング
1枚1枚、手触りなどを確かめながら、仕分け作業を進めました
縫い方の基本を説明する岡田さん
アメリカンパッチワーク&キルト教室「ピーターラビットのお母さんと仲間たち」
神戸新聞ミントクラブは5月16日(月)、神戸新聞ギャラリーで、東日本大震災の被災地に生まれた赤ちゃんたちに手作りのベビーキルトを贈る「ピースキルト・プロジェクト」の第1回ボランティア・ミーティングを開きました。
神戸市内に住む女性ら15人が集まり、プロジェクトに賛同いただいた皆さんから寄せられた布を仕分けし、6月9日(木)~14日(火)の日程で開く復興支援チャリティーバザー「第1回手作り雑貨&アートで応援 お宝市場」の会場で行う「パッチワーク体験教室」の準備に取りかかりました。
「ピースキルト・プロジェクト」は、神戸ビエンナーレ2011の協賛事業です。
芸術(アート)の力で人の心を癒し、復興を支える「心のケア」を目的とした活動で、4月下旬に立ち上げました。新聞紙面やホームページなどを通して、材料の提供とパッチワークを手掛けるボランティア・キルターさんたちの参加を呼びかけたところ、約50人の方のご協力をいただけることになりました。
この日は、11時に集合。各自、自己紹介をした後、キルト制作の指導に当たる岡田紘子さん(アメリカンパッチワーク&キルト教室「ピーターラビットのお母さんと仲間達」主宰)に、キルトに適した布地の見分け方や、色あわせのコツなどを習いました。
この日までにミントクラブに集まった布は、段ボール箱10個分。神戸市内はもとより、姫路や三田、明石などから、大きな紙袋に詰め込んで持って来てくれたり、淡路市や養父市など遠方から手紙付きで送られてきました。
〝皆の思い〟のこもった大切な布です。1枚、1枚手に取って、手触りや色柄などを確認しながら、仕分けていきました。
キルトに使える布の一部は、早速、ボランティアさんたちが自宅に持ち帰り、1辺が25㌢角のピースワークを施します。12枚で1枚のおくるみが出来上がります。キルト用の残りは岡田さんが教室に持ち帰り、再度、水通しやアイロン掛けをして、パッチワーク用に切り抜いていきます。形成された布は、6月13日(月)・14日(火)の2日間、復興支援チャリティーバザーの会場で開く「体験教室」の教材にします。
また、手縫いが難しい固めの布など、今回、パッチワークに使わない布は、バッグや小物などを作る材料として活用します。出来上がった作品は、バザー会場で販売、売り上げを活動資金に充てる予定です。
【今後の活動】
・6月1日(水)~3日(金)10時~正午、体験教室の教材づくり
岡田さんの教室に集まり、布を切り分けます。教材をたくさん作って、ボランティアさんたちのピースワークにも使います。
・6月9日(木)~14日(火)、「第1回お宝市場」の期間中、体験ブースを設営
プロジェクトの募金集めと、ボランティアさんたちが随時集まって、ピースワークをします。
・6月13日(月)・14日(火)の各日14時~16時、「体験教室」を開催
岡田さんの手ほどきで、パッチワークの縫製の基本を習います。「ボランティアをやってみたいけれど、パッチワークは初めて」「ボランティアを始める前に、縫い方をおさらいしておきたい」という方向けです。受講料は1000円(消費税など込み)。各日とも先着5人です。
・今から8月中旬まで、引き続き材料集めとボランティア募集
キルト作りを進めながら、「第2回お宝市場」の開催に向け、バザー用の作品作りに取り組みます。
お裁縫や物作りが好きな皆さん、ボランティア仲間と楽しみながら、支援活動に参加できますよ。関心のある方は、男女問わず歓迎します! 下記へお問い合わせください。
【問い合わせ】神戸新聞ミントクラブ
078・362・7448(平日の10時~17時受け付け)
メールでのお問い合わせはこちらからどうぞ。タイトルに「ピースキルト・プロジェクトについて」と書いてお送りください。