神戸新聞ミントクラブは、東日本大震災の被災地に生まれた赤ちゃんたちに、手作りのベビーキルトを贈る「ピースキルト・プロジェクト」を4月に立ち上げ、5月から少しずつ動きだしました。
神戸ビエンナーレ2011の協賛事業で、赤ちゃんのおむつ替えのときの敷布などに使ってもらうとともに、被災した家族の「心のケア」に役立ててほしいとの願いを込めた活動です。
神戸新聞紙面やホームページで協力を呼びかけたところ、兵庫県内はもちろんのこと、北海道の札幌市や、米国・バージニア州にお住まいの日本人女性(宮城県出身)からも応援メッセージが届きました。
今回は、アメリカからのメールを紹介します。
<以下、内容を抜粋しています>
宮城県に住んでいる家族が被災しました。
それをきっかけに、海外にて微力ではありますが、被災地への義援金チャリティーなどの活動も行っております。何か他に出来ることはないかと思っていたところ、土井孝純さんのブログで被災地に送る「おくるみキルト」(スタッフ注=ピースキルトのことが紹介されています)のボランティア活動の記事を見ました。
縫い物が好きなので、ハギレはたくさんあります。ぜひ、参加したいと思います(5月3日付)
インターネットの世界に国境はありません。海外に居ながらにして、リアルタイムで日本の情報を得られるのだということを、頭では理解していましたが、身をもって感じることができました。
早速、協力をお願いするメールを返信しました。次は、そのお返事です。
<以下、内容を抜粋しています>
お返事ありがとうございます。
始まったばかりの『ピースキルトプロジェクト』に参加できること、とても嬉しく思います。
アメリカのたくさんの病院では、生まれたての新生児に被せる帽子を、ボランティアの方が、男の子は水色、女の子はピンクの毛糸で編み、生まれたらすぐに被せてプレゼントしてくだいさいます。私の子どもたちもいただきました(その帽子は今も大切にしまってあるはず)
そんな活動が、日本でも出来たらいいなって思っていた矢先に、このプロジェクトを知り、『これだ!』と思いました。
たくさんのキルターや、材料を届けて下さった方々の、温かな気持のこもったおくるみで包まれる赤ちゃん、幸せになれること間違いなしですね(5月5日付)
アメリカでもピースワーク(キルトの、ひと模様分のブロック)を縫って、私たちのところに送り届けてくれるそうです。
先日、ピースキルト・プロジェクトの関連記事が載った新聞をアメリカに送りました。これから、神戸とアメリカと、お互いに情報を交換し合いながら、支援活動を続けていきます。
ピースキルトの運動は、ついこのあいだ生まれたばかりの〝赤ちゃん〟です。皆さんの愛情こもった支えにより、少しずつ少しずつ、大きくなっていくことでしょう。
その成長を見守ってくださいね!
【ボランティアの募集】ミントクラブ会員を中心に多くの賛同者を募ります。第1回のミーティングは、5月16日(月)11時から、神戸新聞ギャラリーで行います。
【問い合わせ】神戸新聞ミントクラブ
078・362・7448(平日の10時~17時受け付け)
メールでのお問い合わせはこちらからどうぞ。タイトルに「ピースキルト・プロジェクトについて」と書いてお送りください。