ピースキルト・プロジェクト

ミントクラブが主催する、心のケアを目的とした東日本大震災被災地復興のための支援活動。被災地に生まれた赤ちゃんへ手作りのおくるみを贈ります。
<活動報告>阪神・淡路大震災から22年を迎えた神戸から、東日本大震災の被災地へ 手作りのおくるみを贈るボランティア「ピースキルト・プロジェクト」は、ことしも継続
2017.01.17

ボランティアさんが縫ったピースワーク

以上は、2016年3月の展示会より

神戸新聞ミントクラブの東日本大震災被災地支援ボランティア活動「ピースキルト・プロジェクト」を立ち上げてまもなく6年になります。

2016年は節目の年として、制作指導を担当していただいている岡田紘子先生のパッチワーク教室「ピーターラビットのお母さんと仲間達」と合同で、明石市立文化博物館2階のギャラリーを会場に、作品展を開きました。

3月18日~23日の会期中に約650人の方にお越しいただきました。

展示したベビーキルトは、東北の被災地屋全国の避難先で生まれた乳幼児への贈り物。送り先が決まったものから順番に発送します。

昨年も毎月1~2回、岡田先生の教室に有志が集まり、セットしたピースワーク12枚を縫い合わせる作業をこつこつと続けていました。

ことしもその作業の続きで、トップを仕上げ、縫い代にアイロンをかけて切りそろえ、綿入れしてしつけをかけ、キルティング仕上げをして…と、流れ作業で進めます。

1枚でも多くのベビーキルトを完成してお届けできるよう、地道に活動を続けます。

【3月までの作業日程】
月に1~2回、神戸・ポートアイランドの岡田先生の教室に集まっています。

1月~3月の予定は1月18日、2月1日・15日、3月15日・29日―いずれも水曜日で、午後2時~4時の2時間の作業です。参加費はひとり1000円。

岡田先生にパッチワーク・キルトの基本を教わりながら、ていねいな仕上げになるよう、ひと針ごとに心を込めて縫っています。

時間のある方や、教室まで来られない方は自宅に持ち帰ったり、ミントクラブ事務局から材料を郵送して、作業を続けてもらいます。

ただいま、縫い代のアイロンがけとカット、キルティング仕上げのできる方を募集中です。ご協力いただける方は、神戸新聞ミントクラブまで、ご一報ください。

【神戸新聞ミントクラブ】078・362・7448
平日10時~17時受け付け。

メールでのお問い合わせは、タイトルに「キルトボランティア希望」と明記して、こちらから。

よろしくお願いいたします。

【ピースキルト・プロジェクトとは?】
神戸新聞読者やミントクラブ会員の女性たちが、自分たちのできることで、息の長い東北支援をしよう―と、震災直後の2011年4月に立ち上げた活動です。

プロジェクト開始を伝える新聞記事やHPの情報などを見て集まった賛同者は日本全国、海外にも広まり、100人以上が参加しています。

震災直後には、同じように手作りのキルトを送る活動が他にもたくさんありましたが、ほとんどが単発で終わっています。私たちのプロジェクトは、現在も、ボランティア有志の皆さんと手分けしながら、地道に続けています。

神戸市中央区でを開く岡田紘子さんの指導を受けながら、手分けして仕上げたベビーキルトは、1辺が25㌢角のピースワークを12枚組み合わせています。

「宵の明星」というパターンを用いていますが、布の色柄の組み合わせの違いで、まったく趣の異なる個性的な、世界にたったひとつの特別なキルトができあがっています。

完成品は、展示会などで皆さんにお披露目した後、東北の被災地に生まれた赤ちゃんたちに贈っています。

(C)神戸新聞社