神戸新聞ミントクラブの東日本大震災被災地支援ボランティア活動「ピースキルト・プロジェクト」を立ち上げて5年になりました。節目の年に、制作指導を担当していただいている岡田紘子先生のパッチワーク教室「ピーターラビットのお母さんと仲間達」と合同で、作品展を開きます。
岡田先生と、ボランティアのお手伝いもしていただいている生徒さんたちのベッドカバーやタペストリーなど多彩の作品と、プロジェクトでこつこつと縫い続けてきたベビーキルトあわせて約40点を披露します。
入場無料。ベビーキルトは、展示会終了後、東北の被災地に贈ります。
【パッチワーク&キルト展 華やかな柩(ひつぎ)】
とき:3月18日(金)~23日(水)10時~17時
※最終日は16時で終了
ところ:明石市立文化博物館 2階 ギャラリー
※JR・山陽電鉄「明石駅」下車、北へ徒歩5分
観覧料:無料
作品展のタイトル「華やかな柩」には、自分のお葬式のときは「生きた証のパッチワークに包まれ、送ってもらいたい」という思いを表現しています。岡田先生の作品は、それほどに愛情を込めて縫い上げたものばかり。
皆で作るベビーキルトには、遠く離れたもうひとつの被災地から「震災を忘れない」「ずっと見守っています」とのメッセージが込められています。
日々の暮らしを彩り、心を豊かにするキルトの色合いや手触りにより、震災で傷ついた心の癒しになることを願います。
【ピースキルト・プロジェクトとは?】
神戸新聞読者やミントクラブ会員の女性たちが、自分たちのできることで、息の長い東北支援をしよう―と、震災直後の2011年4月に立ち上げた活動です。
プロジェクト開始を伝える新聞記事やHPの情報などを見て集まった賛同者は日本全国、海外にも広まり、100人以上が参加しています。
震災直後には、同じように手作りのキルトを送る活動が他にもたくさんありましたが、ほとんどが単発で終わっています。私たちのプロジェクトは、現在も、ボランティア有志の皆さんと手分けしながら、地道に続けています。
神戸市中央区でを開く岡田紘子さんの指導を受けながら、手分けして仕上げたベビーキルトは、1辺が25㌢角のピースワークを12枚組み合わせています。
「宵の明星」というパターンを用いていますが、布の色柄の組み合わせの違いで、まったく趣の異なる個性的な、世界にたったひとつの特別なキルトができあがっています。
完成品は、神戸新聞ギャラリーで行われるイベント会場で展示するなどして、皆さんにお披露目した後、東北の被災地に生まれた赤ちゃんたちに贈っています。