子どもの水分補給

子どもの水分補給について、気をつけるべき点など、兵庫大学の小島先生にアドバイスをいただきました!

2018年08月20日

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子どもは大人より脱水になりやすいため、予防のために普段からこまめに水分を摂取することが大切です。また、自分の体の状態を言葉でうまく表現できないことも多いので、水分不足にならないよう気をつけてあげましょう。

【子どもの水分不足の見分け方】

おしっこの量・回数が少ない、おしっこの色がいつもより濃い、泣いているとき涙が出ない、なんとなく元気がない、肌や唇が乾燥している、体重が減る、体が熱いなどがあります。

脱水は夏だけでなく、空気が乾燥し、暖房器具を使用する冬も注意が必要です。

いつもと様子が違う時は、小児科を受診しましょう。

参照:梶山小児科・アレルギー科 梶山瑞隆先生のアドバイス

熱中症について(2016年8月6日)

【子どもの水分補給】

▼離乳食が始まる前

母乳やミルクの赤ちゃんは、欲しがるだけ与えましょう。

お風呂上りなどに湯冷ましや麦茶などのカフェインが含まれていないお茶を与えるのもいいでしょう。

湯冷ましは、水道水の塩素を除くために5~10分ほど沸騰させ、人肌程度に冷ましてから10~30ccくらいを目安に与えます。

湯冷まし、お茶は必ず与えなければいけないものではありませんが、赤ちゃんの時から慣れておくと、普段の水分摂取に嫌がらずに飲んでくれるようになります。

母乳育児のママは、母乳不足やママ自身の脱水を防ぐためにも、授乳の前後に水分を取るなど水分補給を忘れずに。

▼離乳食が始まってから

離乳食に影響しない時間帯や量を調整し、哺乳瓶やスプーン、マグなどで水分を与えてもいいでしょう。

幼児さんになると自分で水分がとれるようになりますが、のどが渇く前に水分を補給することが大切です。

お出かけ前後、お風呂の前後、起きた時・寝る前など、習慣にしておくとよいでしょう。

▼水分補給を嫌がるとき

水分補給が必要なのはわかっていても、子どもがなかなか水分を取ってくれない!とお困りの保護者の声をよく聞きます。

湯冷ましやお茶、ミルクなどの液体を嫌がるときは、みそ汁や野菜スープ、コンソメスープ、豆腐・卵豆腐、ゼリーなど、水分を多く含んだ食べ物もおすすめです。

果物や果汁を与えるときは、柑橘類は下痢をしやすいので、果汁は薄め、少量ずつ与えるようにしてください。

▼気を付けたいこと

《水分の取りすぎ》

一度にたくさんの水分を取ると下痢をしたり、お腹が一杯になってご飯が食べられなくなって栄養不足になったりすることもあります。1度に飲む量はコップ1杯までにしましょう。

《経口補水液》

経口補水液は水分とイオン(電解質)がすばやく体内に吸収されるため、熱中症や脱水が疑われる時に効果がありますが、糖分が少ないため、子どもには飲みにくいようです。

一方、市販の子ども用イオン飲料やスポーツドリンクは経口補水液に比べて糖分が多いため子どもには飲みやすいのですが、多く飲み続けると虫歯やビタミンB1不足によるかっけなど、様々な健康障害が現れる可能性があります。イオン飲料やスポーツドリンクは2~3倍に薄めて与える、大量にとらない、など工夫しながら飲ませてあげてください。

【アドバイスをいただいた専門家】

▽小島 光華(こじま みつか)

兵庫大学 看護学部看護学科 講師、助産師。

専門分野:妊娠、出産、子育て

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