木皿泉さんがこの4月で還暦60歳になる。還暦は他の誕生日と比べると別格であるらしいと書いていた。

ちなみに私は5月で80歳になった。子供の頃80歳の人と聞くと本とにすごく年寄りで滅多に生きられるとは思えなかった。いざ自分が成ってみるとまだまだ人生終わりではない。子供の事、孫の事、まだまだやり残したこと、後回しにしてきた手つかずの片づけ物、雑用も山とあって本当に終われるのかという感じである。

そもそも人生の中で自信をもって過ごせた時間がどれだけあつただろう。その時はそれが1番と思い突き進んできたが振り返ると1番だったかどうか。私は無能であつたと思い当たる。その上80歳になったという自覚実感がない気持ちが成長していない。周りの人たちに「年には見えないわ。」「若いわね」などと言われるとそうだそうだと信じてしまう。ここが私のいいところなどと自分で納得してしまう。

現実に戻れとどこかでささやく声もするが。身近でお友だちの名前が1人ずつ消えていくこれも現実。80歳の誕生日5月11日、この日を無時迎えられたことに感謝して昨日と同じ、また明日も煩雑な日々の中にいる自分に自分で自分を祝いたい。(加古川市、ぱある)

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